ロシアSWIFT排除

危惧していた事が現実になってしまった。

国際銀行間通信協会からロシアを排除すると言う措置はロシアに深刻な経済的ダメージを与える事になるでしょう。

swiftとは

金融機関に特化した情報通信サービスをする組織です。各国には、例えば日本の中央銀行が運営する「日銀ネット」のように、国内の銀行間決済をする基幹システムがあり一方で、国境を越えた決済のための「世界中央銀行」はありまがそこで、銀行間のメッセージ通信を効率的に実行するため世界中の銀行が出資して設立した協同組合がswiftです。発足は1973年で、ベルギーに本部があります。

swiftには決済そのものの機能はのですが国際的な銀行はお互いに口座を持ち、決済を代行し合う「コルレス契約」を結んでいます。SWIFTの役割は、「A銀行にあるB社の口座に100万ドル入金して」といったメッセージを銀行間で送受信することです。200カ国以上、計1万1千以上の銀行がSWIFTに接続しています。金融機関のネットワークとしては事実上、独占的なサービス提供者になっています。

過去に安全保障の面でSWIFTが注目されたきっかけは2001年の米同時多発テロでした。イスラム過激派につながる容疑者を特定するために、米中央情報局(CIA)が送金記録を活用したことがありました。12年にはイランの核開発疑惑に対する制裁で、欧州連合(EU)がSWIFTにイランを排除するよう命じました。石油輸出による収入を受け取れなくなったことが、イランの政権に「兵糧攻め」のように効き、15年の「イラン核合意」につながったと事になっています。

今回のロシアへの制裁によりロシアから天然ガス等の輸出が出来ない状態になればエネルギーの価格が上がりロシアからエネルギーの調達をしている欧州経済にも莫大なダメージが及ぶ事となり世界中のインフレが更に酷い事となりそうです。

しかしながら何より不安なのがこの事をきっかけに第3次世界大戦に発展して行きそうな危うさを感じています。

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